新宮高校理数科は平成2年に福岡県の公立学校で初めて設置されました。将来において大学、社会で活躍できる科学系人材の育成を目標としており、科学に対する興味関心を高めることだけでなく、科学的に探究するスキルやレポート作成のスキル、プレゼンテーションのスキルを身に付けることに重点を置いた理数科独自の教育活動を展開しています。大学との連携セミナー、課題研究、理数科研修旅行、少人数制授業は普通科にはない特色です。理数科については次のPDFファイルもご覧ください。
大学との連携セミナー
九州大学大学院農学研究院と連携して、福津市津屋崎の九州大学附属水産実験所で2年次の夏期休暇中に実施しています。地引き網を引いて捕れた魚の種同定を行ったり、海水を採取してその中に含まれるプランクトンの観察を行うなど、海洋生物の調査を中心とした実習です。
九州工業大学情報工学部と連携して、九州工業大学飯塚キャンパスおよび新宮高校で1年次の夏期休暇中に実施しています。
C言語の基礎を学習し、LED、スイッチ、スピーカーのついた基板にC言語でプログラミングを行い、音と光のゲーム製作にチャレンジします。
九州大学大学院工学研究院と連携して、九州大学伊都キャンパスで1年次の夏期休暇中に実施しています。大学の研究室でしかできないような金属丸棒の引張、硬度、密度等の試験を行い、試料の強さや変形能を評価し、丸棒の金属の種類を推測していきます。
福岡工業大学生命環境科学科と連携して、1年次の冬期休暇中に実施しています。福岡工業大学所有の走査型電子顕微鏡(SEM)を使用させていただき、自分たちで用意したいくつかの試料の表面を観察、比較します。直接見ることができないミクロの領域を体験できる実習です。
福岡教育大学と連携して、1年次に行っている実習です。福岡教育大学に設置されているドーム内の大型天体望遠鏡 で、普段は見ることができないような星雲や連星等を観察します。また、宇宙の研究についての講義を受けたり、PCを用いて宇宙探索シミュレーションを行います。
課題研究
理数科では2年次に課題研究を行っています。班ごとに独自のテーマを設定し、一年間研究に取り組みます。
身近な疑問だけでなく、ユニークなテーマについての研究も多く行っており、研究の成果を校内外の課題研究発表会で発表しています。
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理数科研修旅行
平成29年度から修学旅行と切り離して、2泊3日での研修旅行を2年次に行っています。
大学、企業、研究施設などを訪問し、日本最先端の研究や技術について研究者から直接説明を受けます。科学技術に対する興味関心を高めるとともに将来目指す職業について考えるきっかけづくりとして行っています。
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少人数制授業
理数科では幅広い学力の生徒に対応するため、多くの科目(国語・数学・英語・物理・化学)で1クラスを2つに分割して授業を行っています。
科目によって分割の仕方が異なりますが、質問がしやすい環境で1人1人に目が届くきめ細かい指導を実践しています。
卒業後の進路
理数科行事
理数科の行事情報はこちらをご確認ください。